第三種電気主任技術者の試験概要
第三種電気主任技術者試験について
電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物の主任技術者として必要な知識について、次の方法・内容により学科試験を行います。
試験内容
次の4科目について科目別に試験を行います。各科目の解答方式は、マークシートに記入(筆記方式)又はパソコンで解答(CBT方式)する五肢択一方式です。
科目名 | 科目の内容 |
---|---|
理論 | 電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測 |
電力 | 発電所、蓄電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料 |
機械 | 電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理 |
法規 | 電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理 |
科目別合格制度(科目合格留保制度)
試験は科目ごとに合否が決定され、4科目すべてに合格すれば第三種電気主任技術者試験が合格となります。また、4科目中、一部の科目だけ合格した場合は、「科目合格」となり、最初に合格した試験以降、その申請により最大で連続して5回まで当該科目の試験が免除されます。
使用可能な電卓
試験では、四則演算、開平計算(√)を行うための電卓を使用することができます。ただし、次の電卓は使用できません。使用した場合は、不正行為となりますのでご注意ください。
- 数式が記憶できる電卓
- 関数電卓
- 印字機能を有する電卓
電卓の使用に際しては、音を発することはできません。
なお、試験問題によっては、開平計算(√)が必要になりますので、開平機能付きの電卓を使用するようにしてください。また、電卓の貸与はありません。
電気主任技術者試験で使用できる電卓の代表例
√キーの機能は必須です。
電気主任技術者試験で使用できない電卓の代表例
関数電卓は使用できません。
申込から資格取得までの流れ(フロー)
(注1) 4科目中一部の科目だけ合格した場合は「科目合格」となって、最初に合格した試験以降、その申請により最大で連続して5回まで当該科目が免除されます。科目合格者は、申込時にその旨記入する必要があります。
(注2) 申請により合格科目の試験が免除されます。
(注3) 認定校卒業者であっても、所定の単位を修得できていない場合、その不足単位に該当する試験の科目に合格すれば、その単位を修得したとみなされます。なお、試験科目には制限があります。受験案内を参照してください。
所定の単位が修得できているかどうか不明の場合は、卒業された学校で発行する履修単位証明書(電験用)によりご確認ください。
(注2) 申請により合格科目の試験が免除されます。
(注3) 認定校卒業者であっても、所定の単位を修得できていない場合、その不足単位に該当する試験の科目に合格すれば、その単位を修得したとみなされます。なお、試験科目には制限があります。受験案内を参照してください。
所定の単位が修得できているかどうか不明の場合は、卒業された学校で発行する履修単位証明書(電験用)によりご確認ください。